女性の更年期症状には「エクオール」というサプリメントが有効と言われております。
しかし、エクオールは人によって効く効かないがあるのも事実です。
女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が更年期症状を発症させるため、薬やサプリメントではなくホルモンの観点から少し考えてみましょう。
幸せホルモン・恋愛ホルモン
幸せホルモンや恋愛ホルモンと呼ばれるホルモンを聞いたことがあるでしょうか。これは「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」「β‐エンドルフィン」「フェニルエチルアミン(PEA)」といった脳内ホルモンのことを言います。
幸せな気持ちを感じることで「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」「β‐エンドルフィン」といったホルモンが、恋愛をすると恋愛ホルモンと呼ばれる「フェニルエチルアミン(PEA)」も分泌されます。
ホルモンの働き
- ドーパミン……快感や多幸感を得る、意欲を感じる、運動調節機能にかかわる。
- セロトニン……精神を安定させる、満腹感を与え食欲を抑制する。
- オキシトシン……ストレスや不安の緩和、痛みの緩和、血管を広げて血圧を下げる、肌の傷を治す幹細胞の働きを活性化する。
- β‐エンドルフィン……幸福感・多幸感、痛みの緩和、ストレス軽減、免疫機能の調節にかかわる。
- フェニルエチルアミン(PEA)……ドーパミンやノルアドレナリンの濃度を高め、高揚感や快楽をもたらす。
これらのホルモンにはリラックス作用や気持ちが前向きになるといった作用があります。
そのため、恋愛などをし、幸せを感じることで更年期症状が緩和する効果は期待できると考えられるでしょう。
女性ホルモンのエストロゲンは、セロトニンの生成にも関わっています。
更年期に女性ホルモンが減少するとセロトニンが不足しがちになり、これが更年期症状で見られる「イライラ」「気分の落ち込み」「意欲低下」「不眠」などの症状につながることがあります。
恋愛をして幸せを感じることでセロトニンなどの幸せホルモンが増えれば、これらの症状緩和につながる可能性が考えられると言われています。
しかし、
「恋愛をするような歳じゃない」
「家族や恋人がいるから恋愛は考えてない」
など個人個人の状況はあるかと思います。セロトニンやオキシトシンを多く分泌させるには、本来であれば男女間の交流やスキンシップの多さが有効ではあります。しかしそれ以外でも、ペットを可愛がったり趣味に没頭するなどで幸せを感じ、ホルモン分泌を促すことは可能です。また最近であれば「推し活」が有効かと思われます。
ホルモン分泌により更年期症状の緩和だけではなく、若さを保ったり、活発的になったり、意欲向上・前向きになったりなどのことが考えられ、健康増進にも繋がります。
できる限り薬やサプリメントに頼らずに、ホルモン分泌を促せる日常を模索してみることが重要です。
以上より、ホルモンについて詳しく記述しましたが、何よりも一番重要なことは日頃からの運動です。有酸素運動や無酸素運動で血流促進や代謝upを目指しながら、ホルモン分泌を促していけるような日常を作っていきましょう。
『女性の更年期症状とホルモンの関係』を記載したコラムもご参照下さい。🔎女性の更年期症状とホルモンの関係





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