浮腫(むくみ)の原因とは?病気との関係と改善方法|リンパ浮腫のリハビリ対処法

浮腫(むくみ)とは

体内の水分が血管やリンパ管の外に漏れ出し、皮下組織に過剰に溜まる状態を指します。

むくみは

  • 朝と夜で体の手足や顔のサイズが違う
  • 靴下の跡が付く
  • 指輪がきつくなる

などの症状として現れることがあります。

一時的なむくみもありますが、病気が原因で起こる浮腫もあるため注意が必要です。

浮腫(むくみ)を引き起こす主な原因と病気

むくみの原因はさまざまですが、以下の疾患が関係している場合があります。

心臓の病気(心不全によるむくみ)

特にうっ血性心不全では、心臓のポンプ機能が低下します。

その結果

  • 血液が体の末梢に溜まる
  • のむくみ

などが起こります。

腎臓の病気(腎不全・ネフローゼ症候群)

腎臓の機能が低下すると

  • ナトリウムの増加
  • 全身のむくみ

が起こることがあります。

肝臓の病気(肝硬変による浮腫)

肝臓の機能が低下すると、アルブミン(血液中のタンパク質)が減少します。

その結果

  • 血漿の膠質浸透圧が低下
  • むくみ
  • 腹水

が起こることがあります。

栄養不足(低栄養によるむくみ)

特に高齢者に多い原因です。

  • タンパク質不足
  • 食事量の低下
  • 栄養バランスの乱れ

が原因で浮腫が起こることがあります。

リンパの流れが悪くなる(リンパ浮腫)

以下のようなケースで発症することがあります。

  • 手術後(リンパ節郭清)
  • がん治療後
  • リンパ管の障害

リンパ液が溜まり、慢性的なむくみが続くことがあります。

その他のむくみの原因

日常生活でもむくみは起こります。

  • 長時間の同じ姿勢(デスクワーク)
  • 運動不足
  • 塩分の摂りすぎ
  • 冷え性
  • 女性ホルモンの変化
  • 妊娠出産
  • 薬の副作用

むくみの症状を簡潔に説明すると

▶️臓器の疾患によるむくみは、大体が両手足に出てくる

▶️日常的むくみは大体が多い

↑※これはあくまでも目安としてのものです

浮腫(むくみ)の特徴|リンパ浮腫の見分け方

リンパ浮腫(リンパ液の貯留によるむくみ:一般的なむくみ)では、次の特徴が見られます。

圧痕(あっこん)性浮腫

  • むくみ部分を押すと皮膚に凹みができる
  • 元に戻るまで数秒かかる

という特徴があります。

むくみは特に末梢に溜まりやすいです。

長時間の座った姿勢でむくむ怖い病気とは

長時間座った姿勢でいることで、両足がむくんできます。

むくむことで血流が悪くなり、それが静脈内で血栓となり血流とともに肺に飛んでしまうことがあります。

これをエコノミー(クラス)症候群静脈血栓塞栓症・肺血栓塞栓症

この病気は飛行機に乗っている際に発症しやすかったため

このような名前が付けられてますが

日常的に長時間座っていることが多くても起こる病気です。

生命にも関わる病気なため、長時間の座り姿勢の方は特に注意が必要です。

 

浮腫(むくみ)の改善方法|リハビリで行う対処法

リハビリでは、リンパや血流を改善することが重要です。

基本的なリハビリ方法

① 手足を心臓より高くする

末梢に溜まったリンパ液を流れやすくします。

② 用手的リンパドレナージ

末梢から心臓に向かって軽くマッサージします。

同時に指、手首、足首を動かすことで血流が改善します。

※用手的リンパドレナージは状態に合わせ、ドレナージの回数や関節部を動かすタイミングがありますので、専門家にやってもらうことをおすすめします。

この順番で行うことで、徐々にむくみが改善していきます。

むくみがなかなか取れない時の対処法|交代浴

むくみが改善しにくい場合は、交代浴も効果的です。

交代浴とは

  • 温かいお湯
  • 冷たい水

に交互に手足をつける方法です。

この方法には

▶️血管ポンプ作用の改善

▶️末梢循環の改善

▶️しびれの軽減

などの効果があります。

※交代浴はお湯と水に何分ずつ何回と決まってますので、専門家の指導を受け行って下さい。

特に

⚠️冷え性

⚠️手足の血流が悪い人

⚠️むくみが慢性的な人

におすすめです。

むくみでお困りの方、冷え性や手足の動きが悪い方はお気軽にご相談ください。