加齢によるQOL(生活の質)の低下を防ぐ方法|フレイル・サルコペニアを予防する運動と対策

高齢化社会が進む現在、介護を必要とする人が増える一方で、介護を担う人員が不足しているという現状があります。

そのため、60代以降の方には介護予防健康寿命を延ばす取り組みが非常に重要になっています。

介護・医療の現場では、身体の状態に応じて

要支援要介護という区分が存在します。

  • 要支援要支援1・要支援2
  • 要介護要介護1〜5

という感じで、介護が必要な程度に合わせ区分が上がるような仕組みがあります。

段階が上がるほど、日常生活でのサポートが必要になり、最終的には寝たきり状態に近づく可能性があります。

そこで、要支援・要介護の状態になる前に知っておくべき重要な言葉が

▶️フレイル

▶️サルコペニア

です。

 

フレイルとは?高齢者が要介護になる前に現れるサイン

フレイルとは、加齢により心身の機能が低下した状態を指します。

健康な状態と介護が必要な状態の中間にある段階で

早期に対策を行うことで改善が可能です。

フレイルには以下の5つのチェック項目があります。

フレイルの診断基準(セルフチェック)

  1. 意図しない体重減少(年間4.5kg以上、または5%以上)
  2. 疲れやすい・やる気が出ない日が週3〜4日以上ある
  3. 歩く速度が遅くなった
  4. 握力が低下している
  5. 身体活動量が減った

このうち

  • 3項目以上:フレイル
  • 1〜2項目:プレフレイル(フレイル予備軍)

と判断されます。

フレイル状態になると

⚠️転倒リスクの増加

⚠️認知症の発症リスク上昇

⚠️入院死亡率の増加

⚠️日常生活能力低下

などが起こりやすくなります。

そのため、早期発見と生活改善がとても重要です。

サルコペニアとは?筋力低下による要介護リスク

サルコペニアとは加齢によって筋肉量が減少し、筋力が低下する状態です。

高齢者の転倒骨折の大きな原因の一つとされています。

原因には次のようなものがあります。

⚠️加齢

⚠️運動不足

⚠️入院による長期安静

⚠️栄養不足

⚠️病気

サルコペニアの簡単セルフチェック

以下の基準に当てはまる場合、サルコペニアの可能性があります。

【筋肉量の低下】

  • 男性:ふくらはぎ周囲 34cm未満
  • 女性:ふくらはぎ周囲 33cm未満

【筋力の低下(握力)】

  • 男性:28kg未満
  • 女性:18kg未満

【身体機能の低下】

  • 5回椅子立ち上がりテストが12秒以上かかる場合

サルコペニアが進行すると

⚠️転倒

⚠️骨折

⚠️寝たきり

⚠️生活の質(QOL)の低下

などにつながるため注意が必要です。

フレイルとサルコペニアの違いをわかりやすく解説

フレイルとサルコペニアは似ている言葉ですが、意味は少し異なります。

フレイル

  • 身体・精神・社会活動すべてを含む衰弱状態

サルコペニア

  • 筋肉量筋力低下による身体機能低下

つまり

▶️サルコペニア → 筋肉の問題

▶️フレイル → 社会生活すべての問題

という違いがあります。

サルコペニアが進行すると、フレイルへ移行する可能性が高くなります。

そのため、まず筋力低下を防ぐことが重要です。

将来寝たきりにならないために今からできること

このような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

将来、寝たきりになるのが怖い

いつまでも旅行や趣味を楽しみたい

病気にならず健康に過ごしたい

このような方には、年齢に合わせたトレーニングと運動習慣が必要です。

しかし多くの方が

「時間がない」

「続かない」

という理由で運動をやめてしまいます。

大切なのは

💡時間がない → 時間を作る

という考え方に変えることです。

健康寿命を延ばすためには、今の行動がとても重要になります。

介護予防・フレイル対策の運動を知りたい方へ

当院では

  • フレイル予防トレーニング
  • サルコペニア対策
  • 年齢に合わせた運動指導
  • 自宅でできる運動方法

をお伝えしています。

無理なく続けられる運動を一緒に考えていきますので

お気軽にご相談ください。