突き指(マレットフィンガー)

突き指(マレットフィンガーまたはマレット指、槌指変形)とは、指の第一関節(DIP関節)が曲がったまま伸ばせなくなった状態です。

マレットフィンガーには2種類のタイプが存在します。

腱性マレット…指を伸ばす腱(伸筋腱)が、断裂もしくは伸びきってしまうこと。

骨性マレット…指を伸ばす腱(伸筋腱)がついている先の骨が折れて、腱が断裂してしまうこと。

原因

強い衝撃で突き指をすることによって生じます。

対処法

腱性・骨性マレットともに、受傷後すぐに第一関節を伸ばした状態(もしくは少し反らし気味に)固定をすることで改善可能です。

しかし、骨性マレットで骨折が強い場合は、ピンなどを入れる手術が必要となることもあります。

固定後の施術

固定は8〜10週間終日行ないます(腱が修復する期間)。

固定後は第一関節が伸びきった状態で硬くなっている可能性があるため、指を曲げていく運動を行ないます。

※固定の際は必ず第一関節のみの固定とし、第二関節以降は動かすことができるようにしておきます。

→受傷した関節以外の関節まで硬くなることを防ぐためです。

 

 

マレットフィンガーでは、腱性か骨性かの判断が必要です。早急な専門医の受診をオススメします。

しかし、受診まで時間がかかってしまうすぐ対処だけでもしてほしいという場合は、当院で安静にするための装具を作製します。

一度ご連絡下さい。