予防医療

昨今、新型コロナウイルスの蔓延により、在宅にいることが多くなりそれとともに運動需要が高まっております。

また同時に高齢者の健康寿命も高くなっていることから、今後は『予防医療・予防医学』が最も重要視される時代となってくるでしょう。

高齢者の医療費負担の増加なども懸念されることより、できる限り病院にかからずに、ご自身で健康維持していくことが大切です!

予防医療には、一次予防〜三次予防までの三段階に分けられています。

👉 一次予防…健康増進

👉 二次予防…リスク者の発症予防

👉 三次予防…発症者の重症化・再発予防

ここで必要な予防の時期は、一次・二次予防です。

当院では、筋力トレーニング栄養指導と合わせ、ロコモティブシンドロームの予防にも力を入れております。

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)は、加齢に伴う筋力の低下や関節や脊椎の病気、骨粗しょう症などにより運動器の機能が衰えて、要介護や寝たきりになってしまったり、そのリスクの高い状態を表す言葉です。(日本整形外科学会HPより)

 

その他、医学的に「フレイル」「サルコペニア」などと呼ばれるものがあり、どれも後に廃用症候群と呼ばれるものに繋がってきます。

 

この状態を改善または予防していくために、ロコモ体操と呼ばれるものがあります。

ロコモ体操

ロコモ体操には、片足を床に設置したまま1分保持踵上げスクワットなど、低負荷から習慣的に毎日持続してもらう運動です。

しかし、どの体操を重点的にやったほうが良いかは、まず評価してから決めていきます。

 

まずはロコモチェックでのカットオフ値(合格ライン)で日常生活上での不自由な動作を確認・評価し、そこからロコモ体操に必要なメニューを決めていくという流れです。

ロコモ予防は主に筋力トレーニンと良質な食生活(主にはタンパク質摂取)+継続的な運動が必要とも言われています。

運動以外でも栄養指導も行います(個人個人のできる範囲で)。

 

また、ロコモティブシンドロームは40後半〜50代から始まってくると言われています。

 

 

今後の生活上で体力的に不安を抱えている方、健康管理を継続したい方など、気になった方はご連絡ください。