コロナフレイル

コロナフレイルという言葉をご存知でしょうか?

 

これは、新型コロナウイルス感染症による感染や、感染予防のために自宅内に長期間滞在していることにより、寝たきりや動かないこと(活動制限または運動不足)で引き起こされる健康への悪影響を示します。

フレイルとは…歳を重ねると徐々に体力が弱くなり、生活上の手助けや介護が必要となります。このように、加齢とともに身体が弱くなっていくことをフレイル(虚弱)と呼びます。

 

フレイルは新型コロナウイルス感染症の有無に関わらず、以前から医療現場では重要視されてきた問題です。

 

しかし昨今、新型コロナウイルス感染症の蔓延や拡大により、高齢者の弱体化が浮き彫りとなってきました。

私が非常勤で仕事をしている訪問リハビリでは、このような多くの方がリハビリを必要としています。

 

 

『コロナに感染し約10日間の隔離・活動の自粛を経た後に、筋力や歩行機能が低下し、今まで歩けていたにも関わらず、急に寝たきりや車椅子生活を余儀なくされた』

 

といった例です。

 

また、寝たきりや隔離生活で社会的繋がりがなくなってしまうことで、認知症となってしまったり、急激に進行してしまう例も多いです。

 

高齢者は若者に比べ、1~2週間の寝たきりなどの状態により、年齢とともに失う筋肉量の5~7年間分の筋肉を失うとも言われています。

今がどのような状況であっても、このようなフレイルの状態を予防するためには、日々の運動やトレーニングが必要です。

 

現在は100年時代と言われているほど健康寿命は長くなっており、健康で元気な高齢の方が増えてきている時代です。

 

ご自身や身内の方、友人や知り合いの方などでも、

  • 今後フレイルのような状態が危惧される
  • 運動習慣が無い

という方も、少しずつでもフレイル予防をしていきましょう。

当院で行なっている予防法やトレーニングなど、メールや電話にてのご質問も承っております。

 

 

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