痛み止めの注射（ステロイド）の効果、危険性とは？

ステロイド注射

ステロイド注射による鎮痛効果は劇的に良くなる事が多いのですが、繰り返すと組織をもろくし、逆に治りにくくなる可能性があります。

 

そのため注射を打ちすぎることで、逆に手術に近づいてしまいます。

 

注射を打っても良い回数

ステロイド注射によって発生した靭帯断裂や組織劣化について研究した論文によると、注射回数は平均4~5回であると報告されています。

 

この回数はあくまでも論文上報告されている回数です。

 

もちろん注射を打たないで治癒することがベストです。

 

しかし打つのであればできるだけ少ない回数が良いのですが、多くても2-3回にとどめておく方が良いかと思われます。

 

また注射を繰り返すとしても、適切な間隔（3ヶ月以上）空けることも重要です（※施設によっては1ヶ月おきに打つとこもありますが、痛みを騙し結果的に組織をもろくしているだけです）。

 

 

 

ステロイド注射は、痛くなるたびに打つことを希望される方も多いです。

 

 

しかしここがポイントです！！

 

 

繰り返し打つことで良くなっていくわけではありません。

 

 

このようなリスクを個人個人知っていただき、その上で判断されたほうが良いかと思います。