手術後や一定の姿勢を長時間取り続けたあと
- 傷口がつっぱる
- 動かそうとすると(皮膚が)引っ張られて痛い
- 指の曲げ伸ばしがしづらい
- 肩甲骨や肩の動きが悪い
- 肩を動かしたときに痛みはないけどゴリゴリ音がする
などという経験はありませんか?
この現象は、組織(筋肉、腱、靭帯など)や皮膚がくっついて動きが悪くなっている状態です。
これを
『癒着』
と言います。
癒着とは
本来離れていた組織が、炎症や組織の修復などで一塊となり、くっついてしまうことを言います。
癒着は様々な状況下で発生します。
👉 炎症による二次的要因(痛くて動かさないなど)
👉 長時間の固定や安静
👉 手術後
などが原因となります。
どの要因も重要であり、注意深く見ていかないといけないものですが、
特に手術後には癒着が必発します。
これはどんな手術でもそうです。
皮膚を切開し、その後縫合することで必ず起きる現象です。
手術後に発生する癒着は出来る限り改善しておく必要性があります。
そのため、手術後早期から
○ 傷口の周りを刺激しておく
○ 指の曲げ伸ばしを積極的に行い、組織の運動や血流など循環状態を状態を良くしておく
このようなことが重要となってきます。
特に手術後にリハビリをしない方には、
○ 癒着による今後のリスク
○ 手術後早期から行なっておいた方がよいこと
など、説明が必要不可欠です。
しかし中には
手術
→ 医師よりリハビリは必要ないと判断され自宅で自主運動開始
→ 2~3ヶ月経過するが関節や皮ふの硬さは残ったまま
→ 他の関節も固く動かしにくくなってきた
→ 生活に支障が出ている
という様な経過を辿る方が多いです。
ここまでで足りないことは、
- 癒着によりどの程度まで影響が及ぶか
- 癒着による(今後の)リスク
- 自主運動指導(回数や1日の頻度、やり方など)
など諸々の説明がないことです。
ほとんどの方は、医師から
「硬くならない様によく動かしといて下さい」
ということを言われるかと思います。
しかし、どこをどのようにどのくらい動かせばよいのかが分からないと思います。
手術後リハビリを入らない場合は、最低限の説明は必要となってきます。
手術後、癒着が早い時期に改善出来るか出来ないかで、その後の不便さや生活の質などが大きく変わってきます。
- 手術をしたのに動かしにくい
- 動かすと引っ張られる感じがして痛い
- 皮膚が中心に寄っている
などの症状がある方!
一度ご相談ください。
硬くなった時期によっては、改善できる可能性も大いに残っています。
また多くの人が日頃から悩んでいる、『肩こり』も肩甲骨周囲組織の癒着です。
酷くなると頭痛や吐き気を感じ、癒着なども硬くなり、なかなか改善しにくい状況になってきます。
似たような症状で悩んでいる方、早めの対処が功を奏します。
ご連絡下さい。
お電話ありがとうございます、
肩肘手指専門リハビリ施術院/プライベートGIMでございます。