親指の機能解剖

皆さん、指を意識したことはありますか?

 

 

日頃から当たり前のように指は動かすもので、なかなか指を意識することはありませんよね。

 

 

しかし、複雑で繊細な機能を持つ指は、一本でも機能を失うと生活上不便を感じることでしょう。

 

 

中でも、特に親指は一番と言って良い程大切な指になってきます。

 

 

親指に痛みを感じると、親指の特徴的な動きである『つまむ』『掴む』等の動作に支障をきたします。

 

 

これらは生活上で最も多い動作です。

 

 

また親指は、指の中でも特に損傷しやすい指で知られています。

 

 

その理由として…

 

 

親指は一番由度が高い指だからです。

 

 

親指は様々な方向に動く上に、大きく回すことなども可能です。

 

 

動きの自由度が高い反面、靭帯関節などを損傷しやすいのです。

 

 

そのために、日頃からメンテナンスをしておくことが重要です。

 

 

 

あまり知られていないことですが、親指は、実は9つもの指の筋肉が協調して動くことで、正常な動きを可能としています。

 

 

 

この9つの筋肉をバランスよく鍛えておくことが、親指を損傷させないためには重要です。
(特に指を酷使する仕事や趣味をお持ちの方にはオススメです!)

親指のトレーニング

  • 『親指と中指(または人差し指)で丸を作るようにつまむ。』(写真:左)
  • 『鍵をつまむようにつまむ。(写真:右)

この動作を、つまんだ状態で力を入れて10秒間保持×5回程度、暇なときに行なってみて下さい。

 

 

このトレーニングを行なうことで、手の使いすぎなどで親指を痛める可能性が格段に減ってきます。

 

 

手は、肌を若く保つことと同じで、定期的なメンテナンスケアを欠かさず行なっておくようにしましょう。