手は「第二の脳」と呼ばれるほど、多くの神経と高度な機能を持つ重要な器官です。
私たちが日常生活を送るうえで、手や指の機能は欠かせない存在と言えるでしょう。
普段の生活では、手の存在を特別意識することなく使っていますが
一度でも手や指に痛み・しびれ・動かしにくさが生じると
- 家事がやりづらい
- 仕事の効率が落ちる
- 趣味が楽しめない
など、生活の質(QOL)が大きく低下してしまいます。
手や指を動かすために重要な「肩・肘・手」の役割
手で何か作業を行うためには
手だけでなく、肩や肘といった上肢全体の連動した動きが必要です。
例えば
- 物まで腕を伸ばす(肘の動きが重要)
- 適切な距離で手を止める(肩と肘の安定感が重要)
- 安定した状態で細かい作業を行う(手指の動きが重要)
といった動作には、肩・肘・手それぞれの役割が大きく関わっています。
上肢機能をわかりやすく整理すると、以下のようになります。
▶️土台となる安定性:肩関節
▶️距離の調整:肘関節
▶️操作・調整:手関節・指
これらのどれか一つでも機能が低下すると、
上肢全体の動きはスムーズに行えなくなります。
上肢機能の中で特に重要な「指の機能」
上肢機能の中でも、最も繊細で重要な役割を担っているのが指です。
指は
- 曲げる・伸ばす
- 指同士を開く・閉じる
- 握る
- 摘む
といった多様な動きを可能にしています。
握り方・摘み方にも種類がある
一口に「握る」「摘む」といっても、
- パワーグリップ
- ピンチ動作
- 精密把持
など、複数の把持パターンが存在し、
それぞれが日常生活動作において欠かせない役割を果たしています
指の感覚機能(知覚)は「見る代わりの役割」も担う
指には運動機能だけでなく
感覚機能(知覚)という非常に重要な役割があります。
例えば
- 目を閉じた状態で鍵を探す
- ポケットの中の物を判別する
といった動作は、
視覚情報を使わずに、触覚だけで物体を認識する能力によって可能になります。
この機能は、手指の巧緻性(こうちせい)を支える重要な要素です。
肩〜手指が連動してこそ正常な上肢機能が保たれる
肩・肘・手が
それぞれの役割を適切に果たすことで、上肢は正常に機能します。
- 肩が不安定だと手先の細かい作業が難しくなる
- 肘の動きが悪いと距離調整ができない
- 指の機能低下は生活動作・生活の質の低下に直結する
このように、上肢は一部分だけでなく「全体」で考えることが重要です。
リハビリでは部分的に悪くても「全体」の機能を把握して行う
上述したように上肢は「全体」で考えることが重要なため
【手】に症状がある場合
- 肩や肘周囲にも2次的な機能低下が起こりやすい
【肩】に症状がある場合
- 指の動きまでも悪くなることは往々にして考えられる
【肘】に症状がある場合
- 上下には肩と手が位置するため、もちろん両方とも機能障害が起こる可能性がある
人体構造には解剖生理学的繋がりというものがあるため
必ず全体を把握して診断・治療・リハビリを行っていかなければなりません。
ご自身の症状に不安がある方は、是非ご連絡ください。





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肩・肘・手指専門リハビリ施術院でございます。