寝たきりを防ぐために今からできる運動とは?健康寿命を延ばす3つの簡単トレーニング

近年、高齢化社会が進む中で介護難民という言葉を耳にする機会が増えてきました。

介護の現場では、60代以上の介護職員が80代の高齢者を支えるケースも少なくありません。

その結果、介護する側の腰痛や手の痛みといった身体的負担が増え、離職につながることも社会問題となっています。

こうした背景から、今後ますます重要になるのが――

  • 介護されない体づくり
  • 寝たきりを防ぐ運動習慣

です。

寝たきりの原因は「歩けなくなること」

寝たきりの多くは、転倒や筋力低下によって歩行が困難になることから始まります。

特に衰えやすいのが

  • 太ももの筋肉(大腿四頭筋)
  • お尻の筋肉(大臀筋・中臀筋・小臀筋)
  • ふくらはぎ(下腿三頭筋)

これらは 立つ歩く姿勢を保つ ために欠かせない重要な筋肉です。

日頃から下半身筋力維持することが、転倒予防要介護予防健康寿命延伸につながります。

寝たきり予防に効果的な3つの運動【自宅で簡単】

ここでは、高齢者の方でも自宅で安全に取り組みやすい最低限行ってほしい3つの運動をご紹介します。

スクワット|太ももとお尻を鍛える(左)

スクワットは、立ち上がり動作に直結する最重要トレーニングです。

椅子の前で行えば転倒リスクを減らしながら安全に実施できます。

カーフレイズ(かかと上げ)|ふくらはぎを強化(真ん中)

つま先立ちになる動きで、歩行時の蹴り出し力を高めます。

血流改善にも役立ち、むくみ予防にも効果的です。

ニーアップ(もも上げ)|歩行能力とバランス力向上(右)

太もも前面と股関節周囲を鍛えることで、つまずき防止につながります(歩行時に足が上がらないということの予防になります)。

椅子に座ったままでも可能なので安全です。

運動量の目安|毎日続けて3か月が効果の分かれ目

3種目それぞれを、

  • 朝・昼・晩10回=2〜3セット

を目安に行いましょう(1日で60〜90回)。

無理のない範囲で構いませんが、毎日継続することが最重要ポイントです。

しっかりと続けることで、徐々に筋力や歩行の安定感に変化を感じられることが多いです。

なぜ今から始めることが大切なのか?

筋力は年齢とともに確実に低下します。

しかし、適切な運動を行えば、高齢になってからでも筋力は最低限の維持が可能です。

今から運動習慣を身につけることで

▶️転倒リスクを下げる

▶️要介護状態を防ぐ

▶️自立した生活を維持

▶️医療介護負担の軽減

といった多くのメリットがあります。

まとめ|寝たきり予防は毎日の簡単な運動から始めよう

  • 寝たきりは歩行能力低下から始まる
  • 下半身の筋力維持が介護予防の鍵
  • スクワットかかと上げもも上げが効果的
  • 毎日少しずつ継続することが大切
  • 健康寿命を延ばす第一歩になる

今後、介護側・介護される側の負担、金銭面の負担などをなくせるように運動していきましょう。