ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

ゴルフ肘または上腕骨内側上顆炎とも言います。肘の内側に向かって付いている、指や手首を曲げる筋肉(屈筋)腱(屈筋腱)が切れたり剥がれたりすることで、炎症を起こし痛みを生じます。


ゴルフ肘はテニス肘に比べると、発症頻度が低いものの、テニス肘を患っている方に、往々にして合併しやすいものとなってきます。

原因

  • 筋力低下
  • 持続的な負荷の蓄積
  • 動作時の過負荷

などがあげられます。

ゴルフ肘は両腕に発症しやすく、治るまでには時間がかかります。また、日常生活にも支障をきたしてきます。痛みを我慢していることは、症状の悪化に繋がりますので、まずは炎症症状に対し、安静と冷却を心がけるようにすることが大切です。

 

テニス肘の治療

ゴルフ肘は改善悪化繰り返すことが多く、手術となる例も少なくはありません。

しかし、症状緩和後の自己管理により再発しない例もあります。


【炎症期】

炎症時期は悪化しないよう、手首の安静を図ります。また、局所的に熱を持っている場合もあるため、定期的な冷却も必要となります。

【組織修復期】

少しずつ炎症症状が治まってきたら、前腕ストレッチを行なっていきます。

ストレッチで炎症部に痛みを感じることもあるため、段階的な方法でストレッチしていきます。

【活動期】

ストレッチである程度痛みが減ってきたら、手首筋力トレーニングを行なっていきます。

方法は、手首を曲げる方向へトレーニングします。

まずは、500mgの重り(ペットボトル)などから開始し、1kg、1.5kgと負荷量を上げていきます。

 

ゴルフ肘を再発させないためには、

筋力をつけることで腱にかかる負担を減らすということが重要になります。

適切な施術と自己管理方法により、症状の緩和は認められます。

肘の痛みが少しでもゴルフ肘と思った方、当院へご連絡ください。

適切な対処法運動方法をお伝えします。

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