ブシャール結節

ブシャール結節はへバーデン結節と同様の病態・症状が、指の第二関節に起こる病気です。ブシャール結節もへバーデン結節と同様、遺伝性やホルモンバランスの変化、また手の使い過ぎや年齢的なものなど、様々な要因が絡み合って発生し、更年期以降の女性に発生しやすい病気です。軟骨のすり減り関節の変形によって、痛み動作制限をきたします。

ブシャール結節での問題点

痛みや変形とともに、第二関節の動きが悪くなってしまします。

へバーデン結節の場合は、第一関節の痛みと変形、それに伴い動きの制限が起こっても、機能解剖学的観点から、『第一関節が曲がらなくても、特につまみ動作など日常生活上への影響はない』と言われています。

しかし、第二関節はどうでしょうか?

指の関節の中では、最大限の曲がりを必要としている関節です。そのため、曲がり角度としては、90°以上曲がらないことには、日常生活上で機能障害が起こってきます。

指の第二関節は、手指の動きでは非常に重要な役割を担っている関節です。そのため、痛みの改善を図るだけではなく、曲げ伸ばしなど動きを維持・向上させることも必要となります。

ブシャール結節の施術

痛み

へバーデン結節と同様、関節の動きによって炎症が起こり痛みが発生し、悪化していきます。

そのため、スプリント(装具)第二関節を伸ばして固定し、動きを制限させます。

関節の動き(曲げ伸ばし)

ある程度痛みが緩和したら、曲げ伸ばしが元の様に行える様に、関節可動域訓練を開始していきます。

しかし、関節の変形が進行し、関節自体が硬くなってしまっていると、動きの改善にも限界があります。

ですので、早めの対処が重要です。

指の第二関節が痛かったり、見た目が太くなっていたりなど、少しでも症状が見られたら機能障害が起こってくる前に、痛みの軽減が必要です。当院へご連絡ください。指に合わせてスプリントを作製いたします。

早めの予防をしていきましょう。

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